皆様、こんにちは。

早良区のDoremi Reiピアノ教室の藤山です。

ご覧頂きありがとうございます。

「空き時間のお知らせ」でお知らせしておりますが、当ピアノ教室(早良区)は、2021年4月7日のご入会をもちまして、満席となりました。

ありがとうございます。

今回ご紹介するお子様の保護者様は、満席であることは承知の上で、あえて体験レッスンのご連絡を頂き、土曜日遅い時間でご希望くださいました。

お子様のお名前は、Yくん。

福岡市内にあるStar English School という完全英語の保育園(プリ・スクールというのだそうです)の年長さん。

以前からピアノを弾きたかったようで、やっとお教室に行ける、というくらい楽しみにしていてくださったとのこと。

そんな風に言ってくださるのであれば、私も気合がはいります。

早速ご紹介いたしましょう。

♪元気なYくん、テレ屋の妹Mちゃんと仲良し

体験レッスンの前に、必ずご挨拶と自己紹介をするのですが、Yくん、ハキハキとお話ししてくれましたよ。

「れい先生といいます。お名前をおしえてください」

「Yです!」

元気な声の隣には、お付き添いの妹ちゃんがちょこんと座ってお兄ちゃんの様子を見つめています。

「じゃぁ、あなたのおなまえもきかせてくれるかな?」

「‥m‥」

ちょっと恥ずかしいのか、妹ちゃんは小さな声。

「Mちゃん?そう、Mちゃんって言うのね。なんさいですか?」

もじもじするMちゃんの目の前に、Yくんがお指を3本立ててくれました。

すると、それを真似してMちゃんも3本のお指を立てます。

「3才?」

と聞くと、これまた小さくうなづくMちゃん。

お兄ちゃんと一緒、っていうのが嬉しいのかなあ。。

かわい〜なー、もうちょっとお話してみたい、、、

私の愛情メーターが、急上昇⤴︎⤴︎⤴︎💕

おっとっと、今からお兄ちゃんの体験レッスンでした。

気を取り直して、

「Y君はピアノは好き?」

「うん!」

「そう!じゃ、お絵描きは好きかな?」

「すき!」

「ではでは、まず、ピアノを弾くときのお約束を覚えていこうね」

そして、いつもの手形をなぞる作業からスタートしてもらいました。

この作業は、筆圧や鉛筆の持ち方、文字や数字の書き方を確認するためのものでもあります。

「えー、てをなぞるの?こう?」

キャッキャ言いながら、上手に左手をなぞるYくん。

「できた❗️」

「そしたら、おとうさんゆびから順番に番号をつけてくれる?1、2、3、4、5って書けるかな?」

真剣な表情で1、2、3、4、5‥と書いていきますが、あれ❓

「3と5が反対向きになってるよ‼️」

「えーーー?」

慌てて書き直すYくん。

それを見ていた妹のMちゃんが、ソワソワし始めました。

「Mちゃんも書きたい?」

と聞くと、またまた小さく頷いてくれましたので、

「プリントを用意してるから、お兄ちゃんが終わるまで、もうちょっと待っててね」

と、話しかけると、照れくさそうにお母様のそばへ移動するMちゃん。

その間に数字を書き直したY君と、向き合って、お指の体操をはじめます。

「なぞった手の形の上にそれぞれ右手・左手を置いて順番に動かしてみよう」

2人で、1、2、3、4、5と声をかけながら。

「次は、胸の前で手を合わせて、お花のように少し膨らませて1、2、3、4、5、、」

「1、2、3、4、5、、」

「終わったら、2つにふわっとひらいて、、、」

「、、、ひらいて、、」

「そのカタチのまま手をおろしてみましょう」

「ふわっ、、」

「そう、ピアノを弾く時はその手の形をくずさないで弾くのよ」

ひと通り、体操が終わったところでYくん大きくうなずきます。

「じゃ、お待ちかねのピアノ、弾いてみよっか?」

「ひく!」

ほんとうに待ち遠しかったようです。

♪がんばりやYくんピアノもリズムも、「がんばる❗️」

ここからがYくんのすごいところ✨

Yくんは、私が何も言わなくてもピアノの前に座ってスタンバイOK。

2つの黒鍵と3つの黒鍵も、ヒョイヒョイと見つけて色んな高さを感じてくれている様子。

ド、の位置だって自分で探し始めます。

そこから右手はド、レ、ミ、ファ、ソ、左手はド、シ、ラ、ソ、ファと一本ずつスムーズに動かせました。

「すごいねーYくん!じゃあ、ドレミファソラシドまでやってみる?」

「やる!」

と、元気よくチャレンジしたのですが、やはり、くぐる、ところが、よくわからない様子。

指がひっくり返ったり、どこを弾いてるかわからなくなったり・・・

それでもあきらめずに、なんとか、右手は高いドまで到着❗️

そうそう、いいんですよ。

はじめてですからね。

チャレンジしようという、その気持ちが大事‼️

そして、その気持ちはピアノだけにとどまらず、リズムうちでも発揮してくれました。

体験レッスン時のリズムうちは、8個の果物のリズムのうち、大体は4個目で区切ります。

「オレンジ・アップル・グレープ・マンゴー」

リズム感や拍子感を、正しく感じてほしいからです。

ところが、Yくんは、面白かったのか、ハマったのか、あっという間にリズムの感覚をつかんでしまいました。

「さいごまでやってみたい!」

「えー!がんばれる?」

「できる!」

ノリノリのYくんのそばには、いつのまにか妹のMちゃんも!

2人で最後のリズムまで一緒にすることになりました。

はじめから、

「オレンジ・アップル・グレープ・マンゴー・ピーチ・チェリー・おいしい・なぁー」

Yくんはトライアングル、Mちゃんはカスタネットで、それぞれ上手にならします。

「上手だね〜」

始めから、こんなにしっかりとリズムが取れるYくんに拍手👏

そしてお兄ちゃんと同じことができたMちゃんにも拍手👏

ノリノリの体験レッスンは、まもなくお時間です。

♪体験レッスンの感想は?

リズムうちの後に、簡単にト音記号とヘ音記号の説明をして、なぞってもらって、ここで体験レッスンのメニューは終了。

あとは、プリントにご褒美シールをはるだけです。

ここで、Mちゃんにもお約束した手の形をなぞるプリントを渡して、お母様と一緒にMちゃんの手をなぞってもらいました。

お兄ちゃんのYくんは、大喜びでシールを選んでいます。

「(プリントを持って)コレ、もってかえっていいの?」

「いいよー。今日の記念にしてくださいね」

トコトコっと私のそばに来たMちゃんも、手の形が完成していましたので、ご褒美シールを選んでもらいました。

てっきり、「ディズニー・プリンセス」を選ぶかなと思っていましたら、お兄ちゃんも選んだ「ドラえもん」。

そっかー💡

そういえば、女の子だからといって、プリンセスシリーズが好きとは限らないこと、前にもありましたね。

新規ご入会の早良区飯倉幼稚園の年長Iちゃんは、お母様の絶妙なアシストで個性発揮✨

いよいよ最後という時に、Yくんに聞いてみました。

「今日はどうだったかな?」

すると、意外なお返事。

「ここは、えほんがいっぱいあって、としょかんみたいだねぇ」

お母様も私も、Yくんの思いがけないお返事に吹き出しちゃいました。

実は、当ピアノ教室(早良区)には、お付添いで来られたごきょうだいさん達が、待っている間に退屈しないよう、近くの図書館で借りて来た絵本が並んでいるんですよ。

自由に読んでもらっていますが、この日は、体験レッスンの途中でお母様が

「絵本を読ませてもらっていいですか?」

と、私にお声がけくださいました。

Mちゃん、ずっとお母様に読んでもらっていたようです。

Yくんも気になっていたんですね。

場が和んだところで、お母様にもお尋ねしました。

「いかがでしょうか?」

「はい、是非お願いします」

と、即ご入会くださいましたよ。

Yくん、お時間が余った時は絵本が読めますね。

元気で頑張り屋のYくんとのレッスンが、私も楽しみです。

 

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