皆様、こんにちは。
早良区のDoremi Reiピアノ教室の藤山です。
ご覧頂きありがとうございます。
当ピアノ教室(早良区)周辺の小・中学校は、連休明けから運動会の練習が始まったようです。
今月末〜6月はじめの土日が本番という学校がほとんどなので、レッスン中にグッタリしている生徒さんもチラホラ😅
もちろん、元気に大好きな曲をバッチリ弾いてくれる生徒さんもいますよ。
今日は、その中の1人、今の時代ならではアルアル❗️という楽曲イメージをした生徒さんをご紹介しますね😉
♪ブルグミュラー25の練習曲「バラード」イメージ作りの例題
以前、ブルグミュラー25の練習曲「バラード」を弾いている生徒さんが、自分のイメージを絵本にして持ってきてくれたお話を、ご紹介した事がありました。
夏休みの成長記録②早良区高取小学校5年生Fちゃんは2冊目の絵本制作で芽生え🌱開花中🌼
けっこう斬新なお話で、笑い転げた記憶があります。
でも、生徒さんなりにイメージした事を物語にする事で、音楽に流れが出てきて、豊かな表現力で曲をまとめる事ができたのは、大きな収穫でした。
今回さらに想定外のお話が飛び出したのは、早良区高取小学校3年生Mちゃん。
昨年秋の発表会でニ短調の曲を弾いて、カッコよくキメたMちゃんは、それ以降、着実に力をつけています。
自分に合ってる曲や、好きなタイプの曲は譜読みが早い事がMちゃん。
あっという間に全体を把握したMちゃんに、まずは聞いてみました。
「バラードって、物語って意味なんだけど、この曲を自分で弾いたり、他の人の演奏を聞いたりして、どんなイメージがわいてきたかな？」
「え〜っとぉ…」
まだよくまとまっておらず、どう言葉にしようかと考え込んでいる様子のMちゃんに、
「私はね、」
と、例題としていつものように、【お天気が移り変わっていくイメージ】を話してみました。
ー前奏はmisteriosoの意味からして、何か聞こえるけどなんだろう❓❓❓って耳を澄ましているところ🧏♀️
ーAパートは、左手がゴロゴロという雷の音⚡️右手は雨☔️
ーBパートは、雨がやんで虹が見えてきた🌈
ー移行部で、またお天気が怪しくなって、再び雷と雨🌀
ー最後は、雷が遠くすぎていったかと思ったら、スフォルツァンドsfで雷がどこかに落ちた⚡️
「…みたいにイメージしていくと、強弱の大きさとか、テンポの設定とかにつなげやすくなっていくと思うの。もちろん、これは私のイメージなので、MちゃんはMちゃんのイメージを大切にして、考えてみてね」
そう言って、その週のレッスンは終わりました。
♪クラシックにもいよいよ文明の利器が登場❗️
翌週、Mちゃんがブルグミュラーのテキストを広げながら
「先生、イメージを考えてきました✨」
と、話しかけてくれましたので、ワクワクしながら聞いてみましたo(^▽^)o
「ナニナニ❓どんな感じ❓」
「なんか、ケータイでんわで会話してるところ､､､」
「へー‼️携帯電話⁉️」
今まで全く想像もしなかった世界が飛び込んできて、キョットーンの私😲
Mちゃんとの会話を整理してみると、
ー前奏の2小節は、呼び出し音🤙誰だろう？
ーAパートは、お友達からの電話だとわかってお話をするけど、なんだかこわい話😱
ーBパートは、楽しいお話に変わったところ😃
ー移行部からまたこわい話に戻っていく😖
ー最後は、電話をブチっと切る、そしてツーツー‥
ナルホド〜💡
合いますね👍
イマドキの発想で面白い😆
ブルグミュラーさんも、きっとビックリしてると思いますよ😳
なんてったって、作曲した当時は、携帯電話はありませんでしたからね📱
ここまでイメージできたら
・どのくらいの速さでおしゃべりしてるか
・どのくらいの大きさで声を出しているか
・スタッカートは鍵盤を叩かず、音がかすれないように、
・和音はキツイ響きにならないように
と、いうのが現在のMちゃんの課題。
なかなか良いテンポで弾けていますので、抑揚にメリハリが出てきたらもっと面白くなりそうです✌️
そんなMちゃん、実は
「ケータイはもってません」
との事😮
もしかしたら、自分の携帯電話でお友達とおしゃべりをする憧れが、この曲のイメージに繋がったのかな✨✨
令和の時代に到来した、新たなイメージの「バラード」も、もうすぐ完成🙌
楽しみなこの頃です🤗
以上、今日は、早良区高取小学校3年生Mちゃんがイメージするブルグミュラー「バラード」をご紹介しました。
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