皆様、こんにちは。

早良区のDoremi Reiピアノ教室の藤山です。

ご覧頂きありがとうございます。

今年も卒業式のシーズンになりました。

今の時代、卒業式で「仰げば尊し」や「蛍の光」を歌う学校は、もうほとんどないようですね。

2000年代以降で、卒業式の定番ソングとなっているのは『旅立ちの日に』。

これは、ご存知の方も多いと思いますが、1991年に埼玉県の中学校の先生が作曲、校長先生が作詞され、数多くの音楽家による編曲がある有名な合唱曲です。

当ピアノ教室(早良区)でも、よく年明けに、この曲の伴奏オーディションを受けるという生徒さんたちが、楽譜を持ってこられます。

今年も1名、伴奏のレッスンを完成させたところです。

ご紹介しますね♪

♪出会いは、出だし2小節目までの演奏から

西区の小学校に通うH君のお母様からご連絡をいただいたのは、1月下旬🗓️

「卒業式に歌う曲の伴奏を頼まれて、楽譜をもらってきたのですが、経験が浅いので、本人も教えてもらいたいとの事で、まずは体験をお願いします」

とのことでした♬

小学生さんで、伴奏のみのレッスンを希望されてお問い合わせいただくのは、とても珍しいケース📱

しかもピアノの経験はあるものの、小学校3年の頃の発表会が最後の演奏というH君🙎‍♂️

さらに、Hく君通う小学校の卒業式は、他の小学校より1週間早い日程🏫

約1カ月で3ページの曲を人前で弾くレベルに仕上げる為は、普通でもかなりハードなスケジュールを組むことになります💨

実際、体験レッスンに来てくれた日、H君は、前向きな緊張感を持ちつつも、やや不安そうな表情でした😐

お互いに自己紹介をした後、体験レッスンカードを記入してもらってから、早速ピアノのお部屋で、進捗状況の確認🎹

「今、どこまで弾ける?」

との私の問いかけに、

「両手はここまで…」

と、H君が指さしたのは、3ページある楽譜の1ページ目の前奏2小節目!

なるほど💡

不安そうな表情のもとはココですね🧐

「じゃあ、まずは指遣いを決めよう」

これがH君と私のハードで中身の濃い1ヶ月の始まりでした🍀

♪H君の持ち味の集中力と瞬発力でグングン上達‼️そのエネルギーの源とは?

♯体験レッスン

通常、体験レッスンは、Doremi Reiピアノ教室(早良区)のレッスンの流れと雰囲気を体感してもらう事が主な目的で、大体30〜40分程度を設定しています💁‍♀️

H君のように、ピアノの経験があり、目的がハッキリしていたり、楽譜も持ってきてくれていたりする場合は、通常のレッスン形式で体験レッスンをする事もありますよ🎼

…というわけで、H君の体験レッスンは、もちろん通常レッスン形式🎵

この体験レッスンが、実に収穫の多い時間となったのです👍

特にビックリしたのは、その瞬発力😮

一度言ったことは、すぐにキャッチして覚えてくれます☝️

例えば、指遣い(鍵盤を弾く指の番号)の提案👐

両手で弾けるところは少ないけれど、全体的に右手の音は、なんとなくわかっている様子のH君に

「1、2、5と1、3、5は、どっちが弾きやすいかな?」

と尋ねてみました😉

すると、H君、実際に使ってみて

「1、3、5がいいです!」

と、即決✨

また、読み取りにくい和音(2つ以上の音を同時に鳴らすこと)を

「こう掴める?」

と、鍵盤で弾いてみると、私の手を見て、音を聞いて、サッとクリア✨✨

左手は、指遣いを決めるのと同時にリズムの取り方を説明すると、あっという間に動きが変わっていきました👏

結局、体験レッスンの時間だけで、片手ずつワンコーラス分の譜読みが出来上がり🙌

集中力が高く、音感も優れているのですね😉

ピアノのブランクがあるとは思えないくらい❗️

「大丈夫🙆‍♀️間に合うよ❗️」

お母様に体験レッスンの感想を伺うと、そう声をかけたことが、H君の安心感につながったようです😌

すぐにレッスン回数と曜日の打ち合わせをして、その週末から本格的にレッスンを始めることになりました🎹

♯週3回レッスンの効果

本番まで、とにかく時間がタイトなこともあって、45分レッスンを週に3回、伴奏レッスンとして承りました🫡

初日は、体験レッスン時の続きから🎼

普通、レッスン前に軽くお話をするなどのリラックスタイムを作っていますが、H君の場合は、

「どう?練習してみたかな?」

と、いきなり本題にはいりました😅

H君は、

「はい…、」

と、トーゼンながらまだまだキンチョーは、とけていない様子😐

それでも、指遣いがわかって弾きやすくなったようで、イントロ部分の音楽がはっきりしていました🎵

そのまま45分間ノンストップで、説明したり、弾いてみたり、の繰り返し⌛️

相変わらず、瞬発力と集中力は半端ないH君🙍‍♂️

疲れた様子も見せず、45分後には両手で弾けるまで上達し、次回レッスンを予定しているパートの予習もできちゃいました🙌

はじめの5回くらいは、ほぼ毎回こんなハイペース。

それでも姿勢を崩したことはありません。

ただ、平日は1番遅い時間帯でしたので、さすがに時折、深呼吸をするなどして、モチベーションを保ってくれていましたよ。

そんな頑張り屋さんのH君の様子は、レッスン後、お母様にLINEで報告📱

その日に習得した部分の練習用動画もお送りして、お家での練習の参考にしてもらうように工夫していきました🎹

そして迎えた6回目のレッスン。

45分のレッスンが終わった時、3ページ全て繋げることができたのです👏

もちろん、途中で止まったり、弾き直ししたりなどの課題はあるし、歌に合わせられるよう、仕上げていく行程もあります♬

それでもまずは、最後まで辿り着いた事で、H君もやっと少しホッとした表情を見せてくれました😌

お母様も

「スピーディにありがとうございます。後は、息子に頑張ってもらいます」

と、ご連絡くださって、私も自分のことのように嬉しくなってしまいましたが、こんなにスピーディに進んだのは、H君自身の努力そのものですよね👍

ホントにあの集中力や瞬発力は、すごいなぁと思っていましたら、その理由がわかりました💡

#H君は陸上と野球が得意なスポーツマン

ある時、

「次のレッスン曜日が祝日なので、よかったらこの日に振替するのはどう?」

と、尋ねてみたところ、

「あー、その日は陸上があるので…、」

と、お返事🏃

その時、私の中では、

「足が速いんだ〜」

という印象でした😊

また別の日の帰り際に、バックに付けているバッジがソフトバンク・ホークスの選手の名前だったことから、

「誰を応援してるの?」

と、聞いてみると

「外国人選手が好きなんです」

と、何名かの名前を教えてくれました⚾️

そして、

「野球はやらないの?」

という私の問いかけに

「◯◯◯(野球チームの名前)でやってます」

と、教えてくれたのです❗️

2つかけもちしているとは思わなかった私は、

「え〜❗️陸上と野球両方やってるの⁉️すごいなぁ」

と、ちょっと大きめのリアクションを取ってしまいました😅

少しハニカミながら、小さくうなづいてくれるH君🙂

ケガのないよう体を鍛えていれば、当然、クオリティーの高い瞬発力や集中力も自然に身についていきますよね👟

学校の先生が、H君に伴奏を依頼されたのは、こういう優れた身体能力を持ち合わせている事も知っていらっしゃったからかな、とふと思ったのでした🤔

H君との心の距離がまた少し近くなったところで、伴奏レッスンは、いよいよ仕上げの行程です🎵

♪嬉しい報告

#歌と合わせました

当初、曲の全体像が掴めて、学校で歌の練習が始まったら、学校の先生のご指導もあるだろうから、Doremi Reiピアノ教室(早良区)でのレッスンは週2回に変更しようと考えていました。

ところが、7回目のレッスン直後に、

「本人が週3回を希望しております。よろしくお願い致します」

と、お母様からご連絡いただきました✨

また、8回目のレッスンの前には、追加レッスンを希望している事も✨✨
 
ちょうど私の翌月のスケジュール調整をしているところでしたので、お互いにうまく予定を合わせることができ、万全の体制で仕上げに取り掛かれました🗓️
 
またこの頃から、H君の伴奏も変化が表われめましたよ🎹
 
ペダルを踏むことにも慣れて、私がH君の伴奏に合わせてよく歌うようになり、つまづいても弾き直すことがウンと少なくなりました♫
 
そして、音を小さくしたり大きくしたり、速度を緩めたり戻したり、などの音楽的な表情が自然になってきたのです👏
 
あとひと頑張りだなぁと思っていたある日のこと🍀
 
お部屋に入って来た時から、H君の様子がいつもと何かが違うように感じていましたが、普段通り、
 
「どんな練習ができた?」
 
と、聞くところから始めました🤭
 
すると、H君、ものすごく嬉しそうに
 
「今週、(学校で)歌と合わせました♪」
 
と報告してくれたのです😃
 
「そうなの❣️どうだった❓」
 
と、私がたずねると、
 
「(弾いたのは)前半だけだったけど、止まらずに弾けました♫」
 
続けて、
 
「学校の先生はなんて?」
 
と、私の問いかけに
 
「…、上手になったねって…」
 
これまで、ちょっとずつだけど笑顔も増えて来たH君☺️
 
言葉は控えめだったけど、弾んだ気持ちが身体中に溢れていましたよ😃
 
「よかったね〜🙌じゃあ、今日は後半からやってみよう‼️」
 
残す課題は、左手を広げて同じ音をふたつ同時に弾く「オクターブ」が、時々かすれてしまうこと❗️
 
「オクターブ」の弾き方のコツや、H君が気になるところを部分的にトレーニングして、来る本番に備えていくことにしました。

♯ストリートピアノで弾いて来ました

その次のレッスンは週末の夕方でした🎹
 
前回と髪型が変わっていて、ますますさわやかなスポーツマンになって来たH君🤭
 
「こんにちは」
 
と、挨拶が終わると、すぐにH君から話しかけてくれました😉
 
「今日、ストリートピアノで弾いて来ました🎶」
 
「ホント⁉️楽譜持っていったの❓」
 
「いえ、暗譜で弾きました✨」
 
「わぁ〜👏どうだった❓」
 
「ちょっと弾き直したけど、最後まで弾けました🎹」
 
今までにないくらいの清々しさと控えめな笑顔😊
 
その出来栄えを物語っていることがすぐに伝わりました🤗
 
最終的に、これが本番へ大きな自信の糧になったようです👍
 
この時、本番一週間前🗓️
 
以降、学校の先生のご指導を受けて、テンポ(演奏する速さ)を修正した事はありましたが、大きくミスしたり、止まったりすることは1度もありませんでした✨
 
最後のレッスンのあと、お母様から
 
「自信を持って、卒業式に送り出したいと思います。本当に成長しました」
 
と、喜びのご連絡📱
 
私も、迷いや不安はありませんでした☺️
 

♪一生の思い出になりました

卒業式当日(H君が通う小学校は、3/7が卒業式でした)👨‍🎓
 
お母様から、動画が届きました♬
 
ひと月前は、出だしの2小節目までだったとは思えないほど、しっかりとした伴奏でした👏
 
「周りの保護者さんからとても褒めていただき感無量です。おかげさまで一生の思い出になりました」
 
このひと月、レッスンの送り迎え、お家での練習、私との連絡のやり取りなど、ずっとH君を支え、応援し続けてくださっていた、お母様の喜びもひとしお🥹
 
Doremi Reiピアノ教室(早良区)のレッスンにご協力とご理解を賜り、本当に有難うございました😌
 
私にとっても、H君のように前向きな生徒さんと、こんなにも充実した音楽の時間を過ごせたことは、これから伴奏レッスンのお申し込みのパワーの源になります🎶
 
素敵な出会いに感謝です🥲
 
H君、ご卒業おめでとう🎈
 
以上、今回は、3年のブランクを突破して卒業式の歌の伴奏にチャレンジした小学校6年生H君をご紹介いたしました。
 
 

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♪Doremi Reiピアノ教室(早良区)は、「明るく楽しくほがらかに」のコンセプトのもと、1人1人無理のないペースで、レッスンを進めております。

当教室にご興味をお持ちくださった方は、ぜひ一度無料体験レッスンにお越し下さい。

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